パリ・オペラ座記念公演 現地レポート
平成19年3月パリ・オペラ座(ガルニエ劇場)で、市川團十郎丈による史上初の歌舞伎公演『パリ オペラ座松竹大歌舞伎』が行われました。04年秋にパリのシャイヨー宮劇場で海老蔵襲名披露公演を行った際に、オペラ座から声がかかり実現に至ったと伺っております。
演目は成田屋さんのお家芸である歌舞伎十八番から「勧進帳」、そして「口上」を挟んで「紅葉狩」と続きました。見得(みえ)をきる姿やフランス語での口上に「ブラボー」の拍手が沸き起こり、シャガールの絵が描かれた天井に「成田屋!」の声が響き渡りました。
明治時代のガス灯を意識したという照明が天井の高さを活かして施され、幕が開くと一斉に拍手とどよめきが起こるほどでした。仏語字幕が舞台上の電光掲示板で流れるほか、
「口上」では團十郎丈ら皆様方のフランス語の自己紹介に拍手が起きました。團十郎さんが舞台から客席をにらむ「にらみ」も、「にらまれたら1年間風邪をひかない」と仏語の説明付で行われました。
3時間10分にわたる公演の後には、豪華絢爛なオペラ座内のホワイエの間でカクテル・パーティーが行われました。 パーティーは元NHKアナウンサー、元パリ文化会館の館長、磯村尚徳さんが司会進行を務め、会半ばで化粧落しを終えた團十郎さん、海老蔵さんが黒い紋付袴姿で登場しました。
会の始めに磯村さんより「本パーティーではサプライズがある」と知らされていましたが、團十郎丈にフランス芸術文化勲章(Chevalier dans l'Ordre des Arts et des lettre)のコマンドゥール(Commandeur)、海老蔵丈には同勲章シュヴァリエ(Chevalier)が授与されました。
パーティーは夜半過ぎまで及び、招待客は丸山海苔店の引き出物「漆箱 オペラ座限定 彦兵衛」を手に、夜のイルミネーションで輝くオペラ座を後にしました。
(平成19年3月 丸山海苔パリ事務所)
オペラ座のホールに掲げられた「勧進帳」「紅葉狩り」のポスター
紅葉狩りの一場面
シャガールの天井画
オペラ座の豪華な内装と定式幕の色彩とが融合
受勲後のパーティー会場で團十郎夫妻と共に
オペラ座限定 彦兵衛
商品内容:
團十郎さん海老蔵さんのサイン入り隈取り(実印捺印)
本漆桐箱(加賀蒔絵入)
極めつけ佐賀のはしりゴールド×8
極めつけ佐賀のはしり 半切×3
海苔読本
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